「 定盤製作 」・初めての製作・体験講座

天竜杉とステンレスの部品を使い、定盤製作を新人社員と体験講座。


① フレームの寸法と角度を確認
 天板の上にフレームを乗せて確認。

 写真の向かって左側は45°で切断、右側は直角に切断。



② ブラケット

  注文品のステンレス製のブラケットを置いたところ。まだ固定してありません。
  フレームと天板も、上に置いてあるだけでこちらも固定し以内状態です。




③ ブラケット固定

  皿小ねじで固定。写真ではわかりませんが、ブラケット(特注)の穴はねじの頭がちょうど 収まるよう円錐のような形です。




④ 脚の固定

  脚の上部にもステンレス製サーキュラーブラケット(特注)を付け、ねじで固定。
  手前の脚が長く反対側が短いのは、接地面の高低差を考慮しているからです。





⑤ 設置と高さ調整

  フレームと脚をひっくり返し設置。天竜杉と多数のステンレス製の部品なので、か なりの重さになる。

  サーキュラーブラケット(特注)に取り付けてあるねじで高さを調整。水平器を置 いて、完全に水平になるよう高さを微調整

  

⑥ 接着と天板設置

  フレーム上部と天板裏側に接着剤を塗る。

  天板の上下左右をひっくり返してフレームの上に乗せ位置を微調整し、完全に接着 するまでバイスで固定。






* 作業を終えて(参加者の体験談)

 DIYの経験もないので、工具の名前(六角レンチ、バイス、スパナなど)もわからず覚えることだらけの2日間でした。
 電動ドライバーで小ねじを締める作業も体験させていただきました。力の掛け方がわからず、ねじ頭の溝がつぶれてしまったり、斜めになってしまったり…。うまく締められることもあったので、次回はうまく扱えるようしたいと思います。
 そういった作業は持ち前の負けず嫌いを発揮し、工具を使いこなせるようになりたいと思います。

 

 以前は編み物や手芸を、趣味ではなく先生として教えていました。
編み物も製図を書いて、身ごろや袖などのパーツを作り、それらを縫い付けて出来上がります。物が出来上がっていく喜びは共通していると感じました。時間はかかるかもしれませんが、製図から製造まで関わることが出来るよう精進したいと思う体験ができました。



2017年03月16日